2011年3月2日水曜日

借地の研究(011)

土地に関する基礎調査


  ① 検討のポイント

   A.処分が可能な土地か

     接道、地形、地積、都市施設整備状況、法的規制、環境等

   B.処分先(候補)の見通し

利用計画の想定(用途向)

候補業種、業態、企業等相手先の可能性

   C.処分の方策

    a 一括(単独)処分か、分割処分か

    b 更地渡しか、上物付か

    c 借地(底地)単独か、一体化か

    d 隣地との共同売却か、隣地追加買収売却か

    e テナント居抜か、明渡し後か

    f 許認可取得後および企画プロジェクト付か

    g 事業化後の売却か

    h 買換えか、交換か

   D.処分価格

     売出価格、成約見通し、処分コスト、税務関係、債権処理関係

   E.処分時期

     地価動向(取引動向)、路線価等、経済動向、周辺開発動向、供給関係



  対象不動産の問題点および分析

   各処分方式のケースごとのチェック項目

   ①単純売却

    A 一括売却

    B 敷地分割後一部売却

    C 一棟建物の一部売却

   ②共同売却

    A 不整形地を整形地にして売却

    B 狭小地を適正規模にして売却

    C 借地権と底地の共同売却

    D 連棟建築物(一棟の建築確認による)



   ③追加買収・隣地買収後売却

A 不整形地の追加買収

    B 狭小地を適正面積まで追加買収

    C 一体評価を上げるための隣地買収

   ④事業化後売却

    A 宅地建物取引業に抵触しないか

    B 単独売却との比較収支の検討

    C 有効利用案との比較収支の検討

⑤買換え

    A 買換えの目的

    C 税務上の留意点

     a 特定の居住用財産の買換えの特例

     b 相続取得の居住用財産の買換えの特例

     c 特定の事業用資産の買換えの特例(租特措37条1項1号買換え)

   ⑥交換

    A 交換の目的

    C 税務上の留意点

    D 底地と借地権の交換のステップ

 処分計画の策定

  ①処分の見通し

  ②処分価格

  ③処分の時期

 処分の実行

  ①売却準備

  ②査定

  ③不動産業者の選択

  ④媒介契約の選択

    A 専属専任媒介契約

    B 専任媒介契約

    C 一般媒介契約

  ⑤売却の承諾